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2017年3月27日に発生した安達太良山の雪崩死亡事故について思う事

 

冬の安達太良山と言えば雪山登山で人気のあるスポットである。二本松側から登るのがメジャーな登山コースで途中のくろがね小屋で休憩もしくは宿泊し山頂を目指すのが一般的である。人気の冬山であるがゆえに今回の雪崩による死亡事故のニュースを聞いた時にショックが大きかった。

今回の雪崩事故をまとめてみる

登山者は2名

埼玉県新座市、無職横山義弘さん(69)
福島県田村市の無職男性(64)

河北新報のニュースでは2人は関東在住と報じている

26日

2人は26日に入山。福島市側の標高約1660メートル地点にある「鉄山避難小屋」に泊まり、27日朝に山頂へ向かう計画だったようだ。

くろがね小屋の管理人の話だと26日の午後から細かく水を含んだ雪が降り続き、雪崩の起きやすい状態だった、雪崩が起きたとみられる時間帯も降り続いていたとの事

27日

午後1時頃に64歳の男性から「山頂付近で雪崩に巻き込まれ、一緒に登山をしていた70歳の男性が意識不明になった」と119番へ通報。

鉄山避難小屋で宿泊したまでは良かったが27日午前8時ごろ鉄山避難小屋を出発した後に吹雪で道に迷い、沼ノ平火口付近で2人共に雪崩に遭ったとの事

山小屋を8時に出て1時に通報しているので5時間の間に起こった事になる、鉄山避難小屋から安達太良山頂までは冬山であれば1時間~1時間半もあれば着く距離である。

雪崩の場所は稜線より沼ノ平側へ雪崩れたと報道されている、

出典:福島民報

私が以前登ったルートが一緒だったので参考になると思う、ヤマレコの中から雪崩れた場所と思われる写真をアップしてみる

この写真は鉄山避難小屋から安達太良山へ向かう稜線上で右が沼ノ平、左がくろがね小屋方面になる、報道が真実ならこの写真の右側へ雪崩れた事になる。

通報を受け猪苗代署や二本松署が33人態勢で遭難した2人を捜索したが、日没のため午後5時でいったん打ち切った。通報者の男性には、安全な場所でビバークするよう伝えたという。

 

28日

午前6時から、猪苗代署、二本松署、県警機動隊、猪苗代山岳会などの捜索隊が、二本松市のあだたら高原スキー場側から捜索に入る。

県の防災ヘリが午前9時20分ごろ、同県二本松市側の山小屋付近(くろがね小屋)にいる2人を発見。悪天候の為すぐには救出ができなかった。

午後2時47分に栃木県消防防災ヘリでつり上げ、福島市内の病院へ搬送した。ヘリコプターで福島市内の病院へ運ばれたが、横山さん(69)は病院で死亡が確認された。福島県田村市の男性(64)に目立ったケガはなく一人で歩けたとの事。

まとめてみると福島県田村市の男性(64)の体力に驚く、27日の午前中に悪天候の中道に迷い沼ノ平側へ雪崩に巻き込まれ、その日の夜にはビバークしている、28日の午後1時までは天候が悪かったので吹雪の中耐えたと思われる。一緒にいた横山さんは雪崩に巻き込まれた時はまだ意識があり、稜線まで登り返してくろがね小屋方面へ下った所で意識不明になったと思われる、さすがに沼ノ平側から意識不明の横山さんを担いで稜線まで上がる事は無理でしょう。

鉄山避難小屋からの稜線歩きは幅も狭い所があったり足場が悪い箇所が何箇所かあるので歩く場所を間違えると危険です、視界が良い場合でも危険と思うのに悪天候の中歩いたと想像すると恐怖ですね。

慣れた山であっても冬山は危険だということですね、私は大丈夫と思ってしまうものです。冬山の危険性を改めて認識した安達太良山の雪崩死亡事故でした。備忘録として記しておきます。

 

雪崩を知る

フェイスブックでとても勉強になるサイトを知りました、とてもわかりやすく雪崩の危険性を紹介しているので雪山を登る人、これから登ろうと思っている人はぜひご覧になっていただきたい。わたしも熟読したいと思います。

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