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富士山須走口ルートで男性2名滑落死、20日富士登山ヤマレコでも話題に

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この時期になると必ずと言っていいほどニュースになる富士登山中の滑落事故、今年も滑落による事故死のニュースを聞く事になった、この時期の富士登山はベテラン登山者でも極めて難しい山へと変わる。

11月20日の富士登山滑落事故

吉田ルート6合目から登山家3名、広工大3名の6人パーティで午前6時に出発、登山家3名が大学生へ登山技術の指導が目的だったそうです。

20日午前10時頃、富士山須走口ルートの9合目(3600m)付近で2人が滑落した。滑落したのは18歳の大学生1名と65歳の登山家の男性1人。(実名が発表されているが伏せて紹介します)

山頂手前で同パーティの登山家の男性が滑落して行方不明になった、それを見た大学生は安全な場所まで戻ろうとしたところ体勢を崩し滑落、大学生は滑落して骨折してしまうがこの時点でまだ生きていた、同時刻に電話で「骨折して動けない」と警察へ連絡を入れている、しかしその電話をした後さらに滑落し20日の捜索で静岡県警により7合目(2700m)付近で心肺停止状態で救出されるがその後死亡が確認された。

行方不明になっていた無職の男性は翌日21日午前8時10分頃、吉田口下山ルートの7合目公衆トイレ付近の沢で山梨県警が心肺停止状態で発見し、その後死亡が確認された。

このニュースから標高差900mを滑落したことになる、距離にすると1Kmはあるだろう。

 

ヤマレコから得た当時の状況

同時刻に富士山へ登っている人のレコがあった、当時の状況を知る事ができた。御殿場コースを登った人のレコのコメントに吉田口ルートを登っていた人のコメントがあった。

内容を見てみると、滑落したパーティの人と会話をしたようで広島の方で富士山の地理をよくわかっていないようだったとの事、その方は吉田口と須走の下山道で滑落したと特定し山梨県警へ須走を捜索するように依頼をしたとのこと、結果上記のニュースのとおり大学生が発見された。吉田口で発見された登山家は予想がつかない場所だったと述べている。さらに当日は御殿場ルートでも30歳くらいの男性が心肺停止の状態で発見されおり1日に3人が命を落とす結果となった。

御殿場コースの状況は2700mより積雪があり3000m付近は雨がそのまま凍った雨氷、その上はガチガチのアイスバーンで、滑ったらピッケルを刺す事も難しい状況、時折突風も吹いている。気温上昇により、上部からの落氷・落石もある。吉田口から登って御殿場へ下ってきた人の話では吉田口の上部はもっと酷かったとの事。

 

夏山では大勢の人が登る富士山ですが冬になると、とんでもなく危険な山へと変わるんですね~、これだけ危険なのになぜ人は冬の富士山に登ろうとするのでしょうか?私も山登りをしますがここまで危険な山には登る気になれません。やはり普通の山では物足りなくなってしまうのでしょうね、冒険家と言われる人も何かを達成してしまうと、次はまたそれ以上と欲が出てしまいます、今回の事故はそれとは違うとは思いますが技術指導の登山との事なので目標はもっと先にあったのでしょう、ベテランでも滑落してしまう冬期の富士山恐るべしですね。

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

 

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